「積立NISAを始めてみたけれど、途中でやめたくなったらどうなるの?」
「売却や解約をすると非課税枠はどうなるの?」
積立NISAは20年間非課税で運用できる制度ですが、生活の事情や相場の変動で「やめたい」と思うことは誰にでもあります。
実は私自身も、投資を始めたばかりの頃に株を買った直後に値下がりし、焦って「もうやめようか」と考えたことがあります。
この記事では、積立NISAを途中でやめるときの仕組みや注意点を、2025年の最新制度に沿って解説します。
さらに、私自身の体験談を交えて「やめるか迷ったときの考え方」も紹介します。
積立NISAを途中でやめることはできる?
結論から言うと、積立NISAはいつでも途中でやめることが可能です。
- 積立をストップする
- 途中で解約する
- 投資信託を売却する
これらは自由に行えます。銀行の定期預金と違って「満期まで待たなければ引き出せない」という制限はありません。
ただし注意したいのは、売却するときのタイミング次第で損をする可能性があるという点です。
投資信託の基準価額が下がっているときに売却すれば、当然元本割れして損失が確定してしまいます。
えっ、積立NISAって20年縛りかと思ってたけど、途中でやめられるの?
うん、やめられるよ。積立の停止も売却も自由だから、銀行の定期預金みたいに“満期までロック”されるわけじゃないんだ
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売却したら非課税枠はどうなる?
新しいNISA制度(2024年開始)では、売却した分の非課税投資枠は翌年以降に再び利用できる仕組みになっています。
例
- ある年に100万円分の投資信託を購入
- 途中でその100万円分を売却
- 翌年以降に再び100万円分を新規投資できる
この仕組みのおかげで、「一度売ったら非課税枠が消えてしまう」という心配はなくなりました。
ただし、売却直後にすぐ枠が復活するわけではなく、翌年以降の枠として戻る点に注意が必要です。
元本割れリスクと解約のタイミング
積立NISAで投資している商品は株式や債券を含む投資信託です。
そのため短期的には価格が下落し、評価額が元本を割り込むことがあります。
ここで大切なのは、元本割れは「一時的な状態」である可能性が高いということです。
過去のデータを見ても、株式市場は短期的には下がることがあっても、長期的には右肩上がりの傾向があります。
一方で、どうしても生活資金が必要なときに売却すること自体は問題ありません。
しかし「下がったから怖くなってやめる」という理由で売却するのは、長期投資のメリットを活かせない典型的な失敗例です。
マイナスになったら、すぐに売ってしまいたくなるんだよなぁ…。
その気持ちは分かるけど、下がったときに売ると“損”が確定しちゃうよ。長期で持てば回復する可能性も高いんだ。
実体験|投資をやめようか迷った瞬間
積立NISAを始めたばかりの頃、最初の数か月で基準価額が下がり、評価額がマイナスになったことがありました。
「せっかく積み立てたのに、もう損してる…」と不安になり、やめてしまおうかと真剣に考えたのです。
毎月コツコツ積立してるのに、なんでマイナスになっちゃうんだろう…?
投資信託は短期的に上下するのは当たり前だよ。大事なのは“続ける力”なんだ。
実際、焦って解約してしまったら「投資はやっぱり損するものだ」と感じて二度と挑戦しなかったかもしれません。
しかし「損するくらいなら置いておこう」と冷静に考えて積立を続けた結果、数年後にはプラスに転じていました。
この経験から学んだのは、積立NISAは短期の損益で判断せず、長期的に続けることが最大のポイントだということです。
やめたいと思ったときに確認したい3つのこと
1. 本当に必要なお金かどうか
生活費や急な出費に備えるためなら、無理せず売却してOKです。
ただし「一時的な不安」で手を付けるのは避けましょう。
全額ではなく部分的に売却することも可能です。
2. 投資額が大きすぎないか
リスク許容度を超えて投資していると、値下がりに耐えられずやめたくなります。
無理のない金額に設定することで「怖さ」を小さくできます。
最初は小額から始めることを強くおすすめします。
3. 他の制度や投資先に切り替えたいのか
iDeCoや特定口座など、他の投資手段に切り替えたい場合は「やめる」のではなく「移す」という発想もありです。
まとめ|積立NISAは「やめない工夫」が大事
積立NISAはいつでも途中でやめられますし、売却しても翌年以降に非課税枠が復活する制度設計になっています。
しかし、焦ってやめることが一番もったいない行動です。
元本割れが怖いときこそ、
- 長期視点で考える
- 無理のない金額で続ける
- 積立による分散を活かす
この3つを意識してみてください。
私自身も「やめようか」と迷った経験がありましたが、冷静に続けた結果プラスで終えられました。
積立NISAは「やめたい」と思った瞬間こそ、続ける価値がある制度です。
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