投資や資産運用を始めようとすると、必ず目にするのが「怪しい商材」や「簡単に稼げる」とうたう情報です。
中には合法的に見えても実態は詐欺に近いものもあり、初心者ほどだまされやすいのが現実です。
実際、私も投資を始めたばかりの頃は「短期間で資産倍増!」といった広告に心が揺らいだことがあります。
しかし冷静に調べてみると、ほとんどが再現性のない情報商材や高額セミナーでした。
この記事では、詐欺や情報商材にだまされないための5つのチェックポイントを解説します。
さらに、安全に資産運用を始めるための正しい方法もあわせて紹介します。
投資初心者が狙われやすい理由
- 「投資で早く成果を出したい」という焦りにつけ込まれる
- 「難しいことは分からないから、誰かに教えてほしい」という心理を利用される
- インターネット広告やSNSで簡単にリーチされる
SNSで“絶対に勝てる投資法”って広告を見かけるけど、本当に大丈夫かな?
初心者ほど“手っ取り早く稼ぎたい”気持ちを狙われるから注意が必要なんだよ。
資産運用とは?初心者が失敗しないための基本と成功へのステップ
詐欺や怪しい情報商材の典型的な特徴
1. 短期間で必ず儲かると断言している
投資には必ずリスクがあります。「絶対に儲かる」「誰でも100%成功」といった表現は赤信号です。
詐欺ではなくても情報商材を販売する為の宣伝文句でよく見るキーワードです。
絶対に儲かる話が本当にあれば世の中お金持ちだらけになっています。
2. 高額なセミナーや教材を販売している
「○○さんを参考にしました」といった“権威づけ”の引用投稿を繰り返すSNSアカウントにも注意が必要です。これはウィンザー効果という心理効果を狙ったものです。
自ら発信した情報よりも、他人を介した方が信頼性を獲得しやすいとする心理効果。
『ウィンザー効果(Wikipedia)』
あわせて、公式LINEやオープンチャット、限定コミュニティへの参加を強く促す投稿は、基本的にスルー推奨。登録後に高額商品の提案が続くパターンが多いためです。
3. 実績が曖昧で、証拠がない
「月収100万円達成」などの数字を示していても、裏付けがなく、本人の証券口座の公開や金融機関の情報は一切出てこないことが多いです。
私自身何度もそういった投稿やブログの無料部分だけ閲覧したことがあります。
長々と書いてますが内容は全くなく、甘い言葉を上手く書いているだけ。
純粋な気持ちで読めば心が動いてしまいますが、まずはストップ、よく考えましょう。
4. 金融庁や消費者庁の注意喚起に該当する内容
過去に金融庁や国民生活センターが注意喚起しているような投資詐欺と同じ手口である場合があります。一度金融庁のページも目を通しておいたほうがよさそうです。
👉 公式情報も参考に:金融庁|違法な金融業者にご注意!
情報を見抜くための5つのチェックポイント
- 「必ず儲かる」「ノーリスク」と書かれていないか?
- 販売者の素性(法人名・運営会社・住所・電話番号)が明記されているか?
- 金融庁登録の金融商品取引業者かどうか?
- 第三者(信頼性のある)の客観的な情報源があるか?(レビュー、金融庁HPなど)
- 高額な支払いを求められていないか?
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私の体験談|焦って教材に手を出しそうになったとき
投資を始めたばかりの頃、「投資で月10万円稼げる」という広告を見て、クリックしてしまったことがあります。
説明ページには魅力的な言葉が並び、購入ボタンを押しそうになりました。
しかし冷静に考えると、内容の具体性がなく、実績の証拠もゼロ。
結局購入はしませんでしたが、今振り返ると「不安につけ込まれていたな」と思います。
この経験を通じて学んだのは、焦って近道を探すよりも、正規の証券口座でコツコツ積立を続けるほうが確実だということです。
安全に資産運用を始めるための基本
- 金融庁に登録された証券会社で口座を開く
- 積立NISAやiDeCoなど、国が用意した制度を活用する
- 低コストの投資信託を選んで長期で積み立てる
- 今の時代情報は無料で収集することができる
積立NISAの始め方|初心者でも簡単にできるやり方【2025年最新版】
近道に見える方法より、ちゃんとした制度を使うほうが安心だね。
そうそう。安全な道を選ぶのが、長く続けるコツなんだよ。
「うまい話」には裏がある
詐欺や情報商材は、投資初心者が持つ「早く成果を出したい」という心理を巧みに利用してきます。
しかし、少し立ち止まってチェックすれば、怪しい話は見抜けるようになります。
投資で短期間で大金を得た人も実際いますが、再現性のない「運」だったり「たまたま」で
堅実に資産を増やした人のほとんどは10年以上投資を学び続けた人です。
- 「必ず儲かる」という言葉を信じない
- 「今日だけ」「今だけ」の即断即決は避け、最低1日は寝かせる
- 正規の証券会社を利用する
- 国の制度を活用する
これらを心がければ、だまされるリスクを大きく減らせます。
そして「怪しい商材を避け、安心できる投資の仕組みを選ぶこと」が、初心者にとっての資産運用の第一歩です。
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